アコギが上手くならない理由をいくつかについて
アコースティックギターの経験がある程度あるにも関わらず、一向に上手くならない、上手くなっている気がしないというのであれば
まずは、その原因を探ることが大事ですね。
でもその原因がわからないことがほとんどだと思います。
では上達できない原因として考えられることを幾つか書いてみたいと思います。
実はコードなどが難解な曲をチャレンジしてしまっている
好きな曲からスタートするのは練習も楽しく長続きし、結果的に上手くなれるとよく言われます。あながち間違ってはないと思いますが、その曲はどのようなコードを使用しているでしょうか?またどのようなリズムの曲でしょうか?
アコギを始めたときは出来るだけ簡単に、そして一曲通して弾けるかどうかが重要な要素になり、全く形にならないとなればテンションも下がってしまい練習も途切れ途切れになってしまうことがあります。
この曲が弾きたくてアコギを始めたんだ!ということでそのコード譜が載っている本などを購入して練習を始められたかもしれませんが、その曲は実は始めに挑戦するには難しすぎる曲なのかもしれません。
では、どういった曲が難しい曲かといいますと、専門的用語で書きますと
例えばBm7などのセブンスコードや
F6などのシックスコードが比較的多く登場する曲などは、難しいです。
もし、躓いている曲があるのであれば一度コードの種類などを確認されてみることを
オススメします。
私なりの主観ですが、人気がありアコギで弾きたくなるような曲でいいますと
- aiko カブトムシ
- レット・イット・ゴー〜ありのままで〜 松たかこ
- 奏(かなで) スキマスイッチ
この辺りは人気がありますが、初心者であるならつまずいてしまう部分が多くあり
難易度が高いと思います。ですが、いずれ弾けるようになれるレベルの難易度だと思いますので段階を踏んで挑戦されると良いですね。
ギタースクールに行っているのに上手くならない
私がギタースクールが最も良いと思えないのには、練習時間が短いからという理由があるからです。ギタースクールにより練習時間の違いはありますが、基本的には足りないと感じます。
また、ギタースクールに行った時のみギターに触れるというのであれば、思うような上達は難しいと感じます。例えば一週間に一回通っているのであれば、先週習ったことを忘れている可能性もあります。すると思い出すところからスタートすることになり、短い時間な上に同じ事を繰り返してしまうことになり、スピード感も失われてしまうので、上達している気分になれないということもあります。
理想は家でもギターを弾ける環境を作り、コードの形などが考えても頭に思い浮かばないのであればすぐにギターを持って確認できるようにしたいところです。ギター教室にはメリットもたくさんありますので否定はできませんが、自分で常にギターのことを考え、自己練習ができる状態くらいが丁度いいです。
右手への意識をもっと高めよう!
アコギの練習をするにあたって良く出てくるコード譜があります。CであったりAmであったり押さえ方に凄くフォーカスしています。
しかしギターは左右の手の動きがタイミングよく揃ったときに音がでます。言いたいことは上達のカギとして右手に注目してみましょうということです。コードはしっかり押さえられているのに右手のリズムやストロークがバラバラですとせっかく左手でしっかり押さえられているのに、曲の完成度が台無しになってしまいます。
迫力やテンポ、音の表現を作るのは右手だと言われています。それほど右手の動きは重要なものです。アコギが上手くならないと感じているのであれば一度右手のチェックをしてみるのが良いかもしれません。
弾き語りレベルでは生まれつきセンスは練習次第でカバーできる
アコギが上手くならない理由というにはあまり関係のない話かもしれませんが、ギターは才能やセンスという言葉を聞いたことがあると思います。これどう思われますか?よく挫折の言い訳として用いられるワード上位の2つだと思います。
もちろんプロ級の速弾きやトリッキーなプレイなどを考えると、そういったものが重要なウエイトを占めるのかもしれません。
しかし、普通に弾き語りが出来るようになるレベルだとあまり重要な要素だとは思いません。もちろん才能やセンスがあるに越したことはありませんが、それこそ曖昧なこの2つの言葉に流されるのも嫌だとは思いませんか?
ほんと才能やセンスって誰もが納得できるように説明してと言われても難しいものです。
例えば、テレビから流れてくる音楽に自然に体がノッているけれども、全くズレている・・こういったものがセンスっていうのでしょうかね。
しかし、こういったものは練習をしていくうちにどうにでもなるレベルだと思います。
音楽を聴くときは体を上下に揺らしたりして感じながら聴く癖をつけるとアコギの練習時にも役立つはずです。
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